SNSで受けた誹謗中傷にはどう対応すればいい?その対応方法と注意点

2023.09.30

2023.09.30

誹謗中傷トラブル

SNSによるトラブル

SNSで受けた誹謗中傷にはどう対応すればいい?その対応方法と注意点

SNSとは

Facebook、Twitter、Instagram、YouTube、LINE…2000年代以降、スマートフォンの普及とともに人気となって久しいSNS。いまやコミュニケーション手段の主流となったといっても過言ではありませんが、一方でその匿名性から誹謗中傷が起こりやすく、発生する問題の数は年々増え続けており、世界中で社会問題化しています。SNSで誹謗中傷を受けたらどう対応すればいいのか、その対応方法について説明します。

SNSとは

SNSとは「Social Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)」の略で、インターネット上で、ユーザー同士がつながれるような場所を提供するサービスの総称です。

代表的な「Facebook (フェイスブック)」「Twitter(ツイッター)」「Instagram(インスタグラム)」「YouTube (ユーチューブ)」「LINE (ライン)」のほか、文章投稿系の「note(ノート)」、写真投稿系の「Pinterest(ピンタレスト)」、動画投稿系のTikTok(ティックトック)、ライブ配信系の「SHOWROOM(ショールーム)」、音声系のClubhouse(クラブハウス)」など、その登場以来爆発的に普及し、今では欠かすことのできないコミュニケーション手段となりました。

SNSは、誰もが気軽に自分の意見や思いを投稿できる反面で、その投稿内容によっては言葉による暴力になりかねない危険性をはらんでいます。
昨今ではインターネット上の誹謗中傷が社会問題となっていますが、特にSNSでは誹謗中傷がおきやすく、問題は深刻化しています。

なぜSNSでは誹謗中傷が起こりやすいのか

SNSの発展とともにSNSによる誹謗中傷の数は増え続け、相談センターに寄せられる相談は年々増加しています。

SNSで誹謗中傷が起こりやすい理由として「匿名性」があげられます。
実名登録を原則とするFacebookを例外として、大半のSNSは本名のかわりにハンドルネーム・アカウント名での登録が可能で、匿名で投稿できます。

この匿名で発信できる安心感から、本名であればできないような強気で過激な発言が生まれ、悪質な投稿や誹謗中傷につながりやすくなります。
また、SNSは情報を発信したり読むだけでなく、投稿に対して「いいね」やリツイート、コメントなどでその投稿に同意を示すことができ、拡散できることが特徴です。

この特徴により、他人を誹謗中傷するような内容の投稿やコメントがどんどん拡散してしまい、エスカレートしやすい傾向があります。
そのため、直接的に他人を誹謗中傷する投稿やコメントだけでなく、「いいね」やシェア、リツイートをすることも誹謗中傷を助長することになりうるので、注意が必要でしょう。

SNSでの誹謗中傷を予防するために

誹謗中傷の被害を受けないために、むやみに相手を不快にさせる投稿や、煽るような投稿をしないように気をつけましょう。

SNSでは自分に何の落ち度もないにも関わらず誹謗中傷されるケースもありますが、自身の発言がきっかけとなって誹謗中傷に発展してしまうケースも多々あります。
誹謗中傷を誘発してしまうような投稿は避けるように日頃から気をつけるのが得策です。

誹謗中傷にあったときの対応

では、実際に自分がSNSで誹謗中傷を受けたとき、どのように対応すればよいのでしょうか。

無視する

誹謗中傷による実害がないのであれば、投稿に反応しないのもひとつの手でしょう。感情的に反応してしまうと、火に油を注ぐ結果になりかねません。

また、SNSの持つ機能にもよりますが、「ブロック」や「ミュート」することで誹謗中傷を遮断することも可能です。

SNSの運営側に削除依頼をする

SNSの運営会社のほとんどは、削除対象になる投稿内容について規約を定めています。そのため、規約に反するような投稿であれば削除してもらえる可能性があります。

削除依頼はそれぞれのSNSが持つ通報機能やフォームなどによって、運営会社に送ることができます。定められた規約や方法を遵守する必要があるため、規約はよく確認しましょう。

また、削除依頼を送ったからといって、確実に投稿が削除されるわけではありません。削除される可能性を高めるためには、専門家に相談することをおすすめします。

警察に相談する

中には、脅迫など投稿内容に犯罪行為にあたるような内容が含まれる場合があります。そのような場合は警察に相談しましょう。

犯罪行為に該当するような非常に悪質な内容だと警察が判断すれば、捜査してくれるでしょう。

専門家に相談する

やはり1番確実なのは、専門家に相談することです。
近年ではSNSによる誹謗中傷被害が増加傾向にあるため、国やサポート団体などによる相談の窓口が多く設立されています。

個人での対応は非常に難しく、限界があります。
また、自分が被害者になってしまったことで平常心を失い、感情的な対応をしてしまうと事態が悪化する可能性があります。

誹謗中傷にあっても慌てることなく、落ち着いて専門家に相談することで、問題を悪化させることなく被害を最小限に抑えられる可能性が高まるでしょう。

最後に

SNSによる誹謗中傷の被害は年々増加しており、社会問題化しています。コミュニケーションツールとして定着した昨今では、誹謗中傷にあうリスクをできるだけ避けてうまくつきあっていく必要があるでしょう。

しかし、どうしても誹謗中傷を受けてしまう可能性はあります。不幸にして誹謗中傷を受けてしまったときは、問題が悪化する前に専門家の力を借りることをおすすめします。

「トラブルなんでも解決屋」では誹謗中傷に悩んでいる方への効果的な解決方法を無料でご提案できます。お悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。