「ホスラブ」で受けた誹謗中傷は削除することができる?その方法と注意点

2023.09.20

2023.09.21

誹謗中傷トラブル

掲示板の書き込みトラブル

「ホスラブ」で受けた誹謗中傷は削除することができる?その方法と注意点

「ホスラブ」とは

月間200万人が利用するとされる夜の掲示板サイト「ホスラブ」。水商売の情報に特化した無料の掲示板で、人気を集める一方で悪質な誹謗中傷に悩まされる利用者が数多くいます。今回は「ホスラブ」がどのようなサイトなのか、誹謗中傷を受けたときの対処方法と注意点についてご説明します。

「ホスラブ」とは

「ホスラブ(ホストラブ)」は、月間200万人が利用すると公称されている無料の掲示板サイトです。

ホストクラブやキャバクラ、性風俗といった水商売の情報に特化しており、匿名で誰でも自由に投稿・閲覧することができます。

ただし、内容に性風俗関係の情報を含むため、18歳未満の利用は規約上は禁止されています。

 

「ホスラブ」がスタートしたのは2001年(平成13年)4月。当初はホストクラブに限定した情報交換のための掲示板でしたが、次第にキャバクラや性風俗関係などにも対応するようになりました。現在では水商売全体の情報を扱っています。

 

夜のお店を利用するときは、そのお店が安心・安全に楽しめるか、非常に気になりますよね。また、お店で働く人にとっても、お店や自分自身がどのような評価を受けているのか気になるところでしょう。

「ホスラブ」はそんな時に役立つ情報が得られるとして人気を集め、月間200万人が利用(ホスラブによる公称)するまでに成長しました。

 

実際、「ホスラブ」には広告や案内所の情報では知ることができない、リアルな声があふれています。しかし、水商売の関係者の方は閲覧に注意が必要です。というのも「ホスラブ」には悪口雑言や誹謗中傷があふれているからです。

「ホスラブ」の実態

「ホスラブ」は無料・匿名の掲示板サイトであるため、どうしても書き込みは客や同業者による悪口や根も葉もない噂、誹謗中傷などが多くなりがちです。中には同じ店の店員がライバルを蹴落とすために悪口を書き込んだり、客を装って誹謗中傷するというケースもあります。

 

そのため、利用者の間では「ホスラブに良いことばかり書かれている個人やお店は見たことがない」という意見もあるほどです。ひどい場合には、個人情報がさらされるようなことも散見されます。

 

荒らしや本人になり切った偽物なども多く、書かれていることの真偽を確認する術はありません。自由に書き込め、無料・匿名であるため、状況がエスカレートすることも多く、過去には逮捕されたり、裁判にまで発展するような事例も起きています。

 

どうしても自分がどのように思われてるのか気になってしまい、「ホスラブ」をのぞいてみたら予想もしてなかった誹謗中傷だらけで大変なショックを受けた、ということはよく聞く話です。

では、そのような場合、被害者は泣き寝入りするしかないのでしょうか。

「ホスラブ」で誹謗中傷されたときの対処法

「ホスラブ」で誹謗中傷されたときの対処法についてみていきましょう。

 

削除依頼する

「ホスラブ」には削除依頼の機能があり、申請すれば書き込みを削除してもらえる可能性があります。

 

削除依頼の手順

  1. サイトの下部にある「削除依頼」から削除依頼ページに移動する
  2. 「削除依頼フォーム」を選択し、フォームを開く
  3. 必要事項(スレッド番号・レス番号・削除理由・名前・メールアドレス)を記入し、「依頼する」ボタンを押す

 

削除理由に書いた内容は、削除依頼履歴に公開されてしまいます。内容によってはさらに問題を悪化させる原因となりかねませんので、注意してください。

 

このように「ホスラブ」では簡単に削除依頼が行えるのですが、実は問題があります。

「ホスラブ」の削除依頼の対応はボランティアスタッフによって行われており、削除の判断はこのボランティアスタッフが行なっています。そのため、依頼をしたからといっても必ずしも削除されるとは限りません。

 

実際に利用したユーザーからは「これまでに何度か削除依頼をしてが、1度も削除されたことがない」といった意見もよく聞かれます。

 

専門家に相談する

確実に書き込みを削除したい場合は、専門家に相談することを検討してください。

専門家を通じ、

  • 「ホスラブ」の運営会社に書面を送り、削除依頼を行う
  • 裁判所に書き込み削除を申し立てる

ことでかなりの確率で書き込みを削除できます。

 

また、中には誹謗中傷した相手に対し、法的手段を取りたいという人もいるでしょう。

慰謝料を請求するにしても、刑事告訴するにしても、情報開示請求を行って誹謗中傷を行った相手を特定する必要があります。

以前まで情報開示請求には2度の裁判手続きが必要でしたが、2022年(令和4年)に法改正され、1回の手続きで情報開示請求ができるようになりました。

最後に

夜のお店を利用する人や、水商売業界で働く人はどうしても気になってしまう「ホスラブ」ですが、そこに書き込まれる内容には悪意が溢れています。

特に働く人にとっては、見たところでいいことはなにもないので、基本的には見ないほうがいいでしょう。

 

それでも見てしまい、誹謗中傷で悩んでしまったような場合は、問題解決のためにぜひ専門家の力を借りることをおすすめします。

「トラブルなんでも解決屋」では、誹謗中傷に悩んでいる方への効果的な解決方法を無料でご提案できます。お悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。