逮捕歴を削除することはできる?逮捕歴があるとどんなときに不利になる?

2024.11.08

2024.12.27

誹謗中傷トラブル

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逮捕歴を削除することはできる?逮捕歴があるとどんなときに不利になる?

1.逮捕歴があると?

こんにちは、
トラブルなんでも解決屋 誹謗中傷トラブル部署責任者の関根です。

なんらかの事件の被疑者となり
逮捕されてしまった履歴を
一般的に「犯罪歴」と言います。

トラブルに巻き込まれてしまい
警察の捜査により
事件の重要人物として
逮捕されてしまったという方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

逮捕歴があることで、
今後の人生の重要な就職、結婚などといった
イベントで不利になることはあるのでしょうか?

もし逮捕歴を消したいと思ったとき、
削除する方法はあるのでしょうか?


関根


逮捕されてしまうと、今後の人生にずっと逮捕歴がついて回ってしまうのでしょうか?

1.逮捕歴があると?

逮捕歴とは、なんらかの事件の被疑者となり
逮捕された履歴のことを言います。

似たような言葉で「前科」というものがありますが、
こちらは逮捕されたあとに
裁判で有罪になったことがある場合を指す言葉であり
厳密にいえば逮捕歴とは別の言葉です。

逮捕歴があったとしても、
証拠不十分で釈放されたり
裁判で無罪となった場合、
前科がつくことはありません。

逮捕歴がついてしまうと
今後の人生で起こりうる影響には
どんなものがあるのでしょうか?

1-1.今後事件を起こした際に厳罰となる

逮捕歴があると、
今後もし事件を起こしたときに
罪が重くなってしまう可能性があります。

前科や逮捕歴がある方の場合、
再犯の恐れが高いということで
厳罰化されるという傾向があるようです。

1-2.仕事や学業に影響が出る

逮捕されてしまったあとに
裁判等で無罪判決となった場合でも、
テレビやネットなどのニュースで
逮捕時に実名報道されてしまうことがあります。

そういった場合、あとから無罪でしたと
自分自身で周囲に発言したとしても
信頼してもらえることはかなり難しいです。

そのため、職場や学校に戻ってきた際に
疑惑の目を向けられてしまう可能性が高いのですが、
実際に解雇・退学処分になることは
多くはありません。

もしそういった処分を受けそうになった場合、
「不起訴処分告知書」という書類を取り寄せ提出することで
処分を回避することができます。

ただし、風評被害はしばらく受けることになるかもしれません。

逮捕歴があってもできること

逮捕歴があっても、
就職や進学に影響する可能性は低いと言えます。

逮捕歴を個人や企業が調べることはできないため
テレビやネットなどに実名が載って報道されていない限り
将来に影響することは基本的にはありません。

また、前科がある場合とちがい
海外に渡航することも可能です。

2.逮捕歴は知られてしまう?

逮捕歴があるということを
職場や学校、周囲の人間に
知られてしまうことはあるのでしょうか?

どういった状況でバレてしまう可能性があるのでしょうか。

2-1.逮捕される場面を見聞きした

逮捕される場面を見た方が
身の回りの人間に噂話として
話してしまうことで
逮捕歴があることが広まってしまうことがあります。

噂は止めようと思っても
完全に収束させることは難しく、
悪意のある第三者によりSNSなどで
さらに広められてしまう可能性があります。

2-2.テレビやネットで報道された

テレビやネットで顔つき、名前つきで
報道されてしまうことがあります。

そうなった場合、その後の裁判で
無罪となったとしても
わざわざそのニュースまで
報道されるケースはほとんどなく
逮捕されてしまった=悪いことをしたという
固定概念が生まれてしまいます。

また、ネットニュースなどは
年月が経っても残ってしまうことも少なくなく、
職場や学校の関係者に知られてしまい
トラブルに繋がることも考えられます。

2-3.自分で話してしまう

身近な信頼できる人間相手に無罪になったからと
逮捕されてしまったことを話すと、
一部切り取った情報のみを
別の誰かに婉曲した形で伝わってしまう可能性があります。

また、酔ったはずみなどで
第三者に話してしまい思いもしない
広まり方をしてしまいトラブルに発展することもあります。

 

3.逮捕歴は削除できる?

結論から言うと、
公的機関で管理されている逮捕歴は
削除することはできません。

ただし、ネット上で公開されている
ニュースなどの逮捕記事は
削除できる可能性が高いです。

3-1.個人で掲載元に削除依頼をする

逮捕されたことが事実であったとしても、
無罪になっていることを説明し
掲載元に記事を削除してもらえるケースがあります。

ただし、個人で削除依頼をしても
取り合ってもらえないこともあります。

3-2.弁護士に依頼して削除依頼をする

個人で削除依頼して断られてしまった場合でも
弁護士に依頼して弁護士経由で
削除依頼を出すことで
削除してもらえるということもあります。

この場合、弁護士費用はかかってしまいますが
今後記事があることで受けうる影響を考えると
削除しておいたほうが精神的にもよいのではないでしょうか。

4.探偵・興信所で逮捕歴を調査される?

上記の逮捕歴を知られてしまう方法のほかにも
探偵や興信所などで身元調査をされてしまうことで
逮捕歴があることが知られてしまう可能性があります。

一般の人間が身元調査されることは
なかなかないようにも思いますが、
結婚を考えている婚約者の両親が
相手の素性がちゃんとしたものなのか知る目的で
身元調査をおこなうことは珍しいことではありません。

探偵や興信所は独自の調査ルートを持っているため
逮捕歴があることも調べられてしまう可能性が高いうえ、
それが依頼者である結婚相手の両親に伝わった際、
無罪であったかどうかは焦点とならず
逮捕歴という言葉だけで
外聞のために反対されてしまうこともあります。

5.まとめ

逮捕歴があることで、
就職や進学に大きな影響が出ることはあっても、
正しく対応することで
処分などを受ける可能性はぐっと減ります。

大きなトラブルに発展する前に、
自分の今後の人生に思わぬ影響を及ぼす前に、
無罪になったのに残ってしまっている
逮捕記事などは削除するよう動くことをおすすめします。

トラブルなんでも解決屋では、
逮捕歴による風評被害に関するご相談を
専門のカウンセラーが承っております。
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