夫のパパ活相手の女性を訴えることはできる?パパ活は不倫になる?

2024.10.08

2024.10.09

男女トラブル

パパ活に関するトラブル

夫のパパ活相手の女性を訴えることはできる?パパ活は不倫になる?

1.パパ活とは?

こんにちは、
トラブルなんでも解決屋 男女トラブル部署責任者の髙橋です。

昨今、「パパ活」に関するトラブルが
増加しています。

男女間で金銭を授受することで
疑似恋愛をおこなうことをパパ活といいますが、
金銭が絡むことや、恋愛感情のもつれから
思いもよらない事件に発展するケースもあります。

もし、自身の夫がパパ活していることがわかったら、
パパ活相手の女性を訴えることはできるのでしょうか?

そもそも、パパ活は不倫になるのか?
慰謝料請求をおこなうことはできるのか?

詳しくお話していきます。


髙橋


お小遣い稼ぎに軽い気持ちでパパ活を選択する女性や、金銭を払うことで後腐れなくパパ活に手を出す男性が増えていますが、トラブルが後を絶ちません。考えうるトラブルを解説していきます。

1.パパ活とは?

パパ活という言葉を聞いたことはあっても
どういった行為を指すのか
詳しく知らない人もいらっしゃるのではないでしょうか。

1-1.余裕のある男性が若い女性に援助をおこなう

パパ活とは金銭的に余裕のある男性が
若い女性にお金を支払い、
食事やお茶などのデートをおこないます。

パパとパパ活女子の話し合い次第では
いわゆる「大人」といい
肉体関係アリのパパ活をおこなうこともあります。

肉体関係の有無にかかわらず
金銭が発生するお付き合いのことを
総括してパパ活といいます。

一昔前は援助交際、エンコーなどと言われていましたが、
最近では耳触りがライトなパパ活という言葉が
よくつかわれるようになりました。

2.パパ活は不倫になる?

もし、自分の夫がパパ活していることがわかったら、
パパ活相手の女性を訴えることはできるのでしょうか?

2-1.「不倫」の争点

不倫は法的に不貞行為といい
立派な不法行為になります。

不貞をはたらくと、法的に有責配偶者となり、
配偶者から離婚請求または慰謝料請求をされてしまうことがあります。

法的に、不倫の定義は明確に決まっており、
結婚し配偶者がいる者が配偶者以外の異性と
肉体関係を持つことを不貞行為といいます。

2-2.パパ活は不貞行為になる?

パパ活は、不貞行為になる場合とならない場合があります。

上で解説した通り、
既婚者が配偶者以外の異性と肉体関係を持つことが
不貞行為に該当するため、
食事やお茶、買い物などのデートのみのパパ活の場合
不倫にはなりません。

しかし、肉体関係アリの「大人」と呼ばれるパパ活をしている場合、
証拠を押さえることで不貞行為と判断される可能性があります。

3.不倫の証明

夫がパパ活をしていることがわかり、
夫とパパ活相手の女性に慰謝料を請求することを検討する場合、
二人に肉体関係がある証拠を確保する必要があります。

調査をおこない、食事や買い物などのデートのみのパパ活だった場合
不貞行為には当たらないとして
慰謝料請求をすることはできません。

大人ありの肉体関係を含むパパ活をしていた場合、
慰謝料請求が可能になりますが、
それを証明するために必要な証拠は
下記のようなものです。

3-1.ラブホテルの領収書・カードの明細

ラブホテルを利用した際に受け取った領収書や
クレジットカードの明細など、
夫が妻である自分以外とラブホテルを利用したことが
わかるものが不倫の証拠となります。

3-2.裸のツーショット・行為の写真や動画

ベッドでのツーショットや裸の写真、
行為中の写真や動画など、
肉体関係があったことを想起させる映像証拠は
言い逃れのできない不倫の証拠です。

3-3.LINEやメッセージのスクリーンショット

行為の感想やラブホテルの待ち合わせなど、
肉体関係があったことをにおわせるメッセージの
スクリーンショットも証拠となりえます。

3-4.ラブホテルの出入りの写真

探偵や興信所などで不倫調査を依頼すると、
対象(夫とパパ活相手の女性)の
ラブホテルの出入りの写真や動画などを
撮影してもらうことが多いです。

ラブホテルが性的な行為をする場所であるという認識であることから、
ラブホテルの出入りの写真などを確保することで
不倫の証拠と判断されます。

4.注意が必要な点

夫がパパ活をしていることがわかったとき、
怒りや悲しみから早計な行動を取ることがありますが、
気を付けなければならない点が二つあります。

4-1.食事・買い物のみのパパ活で慰謝料請求はできない

調査をおこない、肉体関係は証明できなかったものの
食事や買い物などのデートをしていることは確かであり、
自身の判断でこれも不倫のうちであるとして
慰謝料請求をおこなうことはやめましょう。

法的に不貞行為には当たらないうえ、
しつこくパパ活相手の女性に迫ることで
逆に恐喝や脅迫などで訴えられてしまうことがあります。

4-2.夫が渡した金銭を返還請求してはならない

慰謝料請求はかなわなかったが、
これまで夫が渡した金銭やブランドものなどの
プレゼントを返還請求することもできません。

金銭はパパ活相手の女性が、
夫とデートをする対価として支払われたものであり、
夫と合意の上で授受されたもので不法に奪われたものではありません。

プレゼントも同様であり、
夫の厚意でパパ活相手の女性に渡された物であり、
夫から相手女性に渡った時点で所有権が相手女性にあります。

こちらも、無理に返還請求をおこなうと
恐喝、脅迫罪に問われてしまうケースがあるためやめましょう。

5.まとめ

もし夫がパパ活をしていたら、
肉体関係があろうがなかろうが、
裏切られた気持ちになることでしょう。

残念ながら、肉体関係の証明ができないかぎり
不貞行為の慰謝料を請求して制裁することはできませんが、
夫と話し合いを重ねて、パパ活をやめてもらうことはもちろん、
これからの夫婦関係の在り方を変えていくことはできます。

トラブルなんでも解決屋では、
パパ活問題に関するご相談を
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