ストーカーから殺害予告が?しつこい付きまといや嫌がらせを受けたときの対処は?

2024.08.27

2024.09.09

男女トラブル

ストーカーによるトラブル

ストーカーから殺害予告が?しつこい付きまといや嫌がらせを受けたときの対処は?

1.ストーカー規制法とは

こんにちは、
トラブルなんでも解決屋 男女トラブル部署責任者の髙橋です。

ストーカーとは、
特定の相手や家族に対して、
しつこく追い回す、付け回すなどの行為を
繰り返すことを指します。

同意味のstalkingという英単語から来ており、
被害者に対する恋愛感情やほかの好意、
またはそれに応えてもらえなかったことに
対する恨みなどから引き起こされた行動が
ストーカーと定義されています。

ストーカー行為がエスカレートし、
暴力や性暴力などの直接的な加害、
ひいては殺害予告などがされるようになってしまったら
どのように対処すればよいのでしょうか?


髙橋


ストーカーからの被害を最小に食い止め、早期解決を目指しましょう!

1.ストーカー規制法とは

現在では、ストーカーという言葉は
広く知られるようになっていますが、
実はストーカー行為を取り締まるこの法律が
制定されたのは割と近年になってからなのです。

1-1.ストーカー規制法制定のきっかけ

ストーカー行為を取り締まる法律、
ストーカー規制法が制定されるきっかけとなった事件は
1999年に起きた桶川ストーカー事件です。

当時センセーショナルに報道され、
被害者が警察に何度も相談していたにも関わらず
被害者の死亡という最悪の結果を迎えたことで、
記憶に残っているという方も少なくないのではないでしょうか。

この事件は加害者である男性が、交際相手の被害者の女性に
愛情を否定され、別れを告げられたことで
危ない筋の知人などの協力を得て
被害者の女性やその家族に執拗に嫌がらせを繰り返しました。

その結果被害者女性は加害男性に雇われた実行犯に刺殺され、
加害者男性は逃亡中に自ら命を絶ち、事件は終息しました。

警察の印象操作ともいえる会見やマスコミの偏向報道などにより
被害者女性に非があるように全国に情報が拡散されましたが
のちにそれがデマだったことが判明しています。

この凄惨な事件は、未然に防げたのではないか?
ストーカー行為を痴情のもつれと簡単に片づけたのが原因ではないのか?

という世論の声から、
翌年2020年5月24日にストーカー規制法が制定され
同年11月24日に施行されました。

2.ストーカー被害に遭ったら

もし自身がストーカー被害に遭ってしまったら、
どのように対応するべきでしょうか?

2-1.ストーカー被害の相談件数

ニュースや新聞などで大きく報じられるストーカー事件は
加害者が男性、被害者が女性というケースが多く感じます。

ですが、警視庁の統計によると、
令和5年のストーカー被害相談件数1444件のうち、
1120人は女性による相談ですが、
全体の22.4%に及ぶ324件が男性からの相談であることがわかります。

ストーカーは、必ずしも被害者が女性であるとは限らないのです。

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/jokyo_tokei/kakushu/stalker.html

2-2.誰に相談するべき?

もし、自身がストーカーの被害に遭ったとき、
まず同居している家族に被害を相談するべきです。

なぜなら、同居の家族にもストーカーの被害が
及ぶ可能性が非常に高いためです。

家族で状況を共有したうえで
警察に被害相談をおこないますが、
なるべく交番ではなく警察署での相談をおすすめします。

残念ながら、被害を小さく見られてしまい
まともに取り合ってもらえない可能性も少なからずありますが、
弁護士などをともなって再度相談に行くことで
事態の深刻さを理解してもらい、見回りの強化や付き添いなどを
してもらえることがあります。

ストーカー規制法により、
加害者への警告、接近禁止命令などが出されるケースもあります。

3.殺害予告をされたら

ストーカーの行動がエスカレートしていき、
殺害予告や加害予告をされてしまったら、
どうするべきでしょうか。

3-1.警察に相談する

殺害予告は脅迫罪となり、
刑事事件となるため警察は調査をおこなうことになります。

もし過去にストーカー被害を相談したとしても
男女のいざこざで片付けられていたとしたら、
それは刑事の事案には該当せず
民事で解決するべき事案だと判断されたという可能性があります。

ですが、殺害予告や加害予告となれば、
警察の捜査の管轄内となります。

3-2.自宅を離れ安全な場所に移動する

殺害予告を受けてしまったら、
物理的に加害者や加害者の活動範囲から
離れるのが有効です。

付きまといなどを受けていた場合
自宅を知られている可能性は非常に高いため
友人の家やホテル、地方の親戚の家など
身を隠せる安全な場所に移動して警察に通報しましょう。

 

4.ストーカーに対してしてはいけないこと

ストーカーの被害に遭ったとき、
また、殺害予告などを受けたときに
絶対にしてはいけないことがいくつかあります。

4-1.誰にも相談しない

家族や友人に心配かけてしまうのが嫌で
警察にも相談できずに一人で解決しようとするのは悪手です。

4-2.話し合いで解決しようとする

話せばストーカーの加害をやめてくれるのでは、と
ストーカーの加害者と直接話し合いを持つのはとても危険です。

ストーカーの加害者は、精神的な疾患を抱えていたり
他人の感情を読み取る能力が低かったり
物事を自分の都合のよいほうに変換して受け取ったり
する場合が非常に多く、
まともに被害の辛さを訴えたところで解決することはまず難しいでしょう。

そのうえ、思い通りにならないことに腹を立て
暴力などを受けてしまうこともあるので
絶対に直接対峙することは避けましょう。

5.まとめ

いかがだったでしょうか。

ストーカーの行動は時間の経過とともに
どんどんエスカレートしていく傾向にあります。

最悪の事態にならないために、
被害が小さいうちから対策を練り
家族や知人、警察や弁護士の力も借り、
早期に解決できるようにしましょう。

トラブルなんでも解決屋では、
ストーカー問題に関するご相談を
専門のカウンセラーが承っております。
豊富な経験と実績に基づき、
あなたのお悩みをお伺いし、
最適な解決策をご提案いたします。

お悩みの方は是非一度ご相談ください。