東京都公安委員会・第30180088号
2023.04.25
2023.04.27
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パパ活
若い女性が年上の男性と食事やデートをし、その対価として金銭的な援助を受けるパパ活。
ここ数年で話題に上がることが増えましたが、それと同時に「孫の素振りがおかしく、パパ活をしているかもしれないので調査してほしい」「娘が高額なブランド品をたくさん持ち始めるようになった」といった親御さんからのご相談もかなりいただいております。今や普通の学生やOLでもパパ活をしている女性が多く、他人事ではありません。
今回はパパ活の実態や実際にあったパパ活に関するご相談の調査事例について解説します。
一般に、パパ活とは肉体関係なしで歳の離れた男性と食事に行ったりデートをしたりしてお金をもらうことをいいます。
現在パパ活は、女子大生や20代のOLを中心に行われており、そのほとんどがパパ活のためのマッチングアプリやサイト、SNSで出会っています。パパ活のためのアプリも多く普及しており、多くのアプリは18歳以上でないと登録できません。
しかし、主にTwitterをはじめとするSNSで女子高生がパパを募集しているケースは少なくありません。18歳未満であっても、年齢を偽ってパパ活をしていることも多いです。なお、18歳未満の女性のパパ活は青少年保護育成条例や児童買春法、児童福祉法に違反しているとして法的に罰せられる可能性があります。
もし自分の娘がパパ活をしているかもしれない…と思ったら、こんな特徴がないか注視してみてください。
・衣服やバッグ、化粧品など今まで持っていなかったブランド物を持っている
・帰宅時間が遅い日が続いている
・今まで化粧をしていなかったのにするようになった、濃くなった
・学校・仕事のことについて話してくれない、誤魔化している
・外泊が増えた
・親子の会話が減った
このような特徴がる場合、パパ活を疑った方がいいかもしれません。些細なことでも違和感があれば、何か変化があったといえるでしょう。
パパ活をしているかもしれない娘を放置するのは大変危険です。次のようなリスクが考えられます。
・性犯罪に巻き込まれるリスク
パパ活で知り合った10代女性に睡眠薬を飲ませて乱暴し、証拠隠滅のために女性の携帯電話を盗んだとして男性が強盗・強制性交等の容疑で逮捕されました。
女子中学生に現金を渡す約束をしてわいせつな行為をしたとして、パパ活相手の男性が逮捕された事例もあります。逮捕された男性はSNSで知り合った女子中学生が18歳未満であると知りながら、現金4万円を払って行為に及びました。
・盗撮・脅迫等の犯罪に巻き込まれるリスク
パパ活をしている女性が裸や下着姿の画像、成功意中の動画を盗撮されるといった事件も増えています。脅迫の末、望まない性行為や交際を強要されてしまうケースも多く存在します。
・金銭感覚が麻痺するリスク
上記のような犯罪に巻き込まれず、単に食事やデートをするだけであっても、金銭ん感覚が麻痺してしまうという危険性もあります。一般的なアルバイトよりも非常に割がいいため、金銭感覚が狂ってしまうのです。
中には1回食事をするだけで数万円稼げてしまうような場合もあり、月に数回パパと食事をするだけで普通の会社員と同等もしくはそれ以上の金額を稼げることがあります。
こういった稼ぎ方を続けたことで金銭感覚が狂ってしまい、普通の仕事をできなくなってしまったという女性も多いです。パパ活で稼げなくなると、水商売や風俗などの仕事をせざるを得なくなってしまったというケースも少なくありません。
パパ活を疑い、娘さんに直接確認したり、スマホをこっそり見たりする方もいらっしゃいますが、それらはかなり危険な行為です。親子の信頼関係を壊してしまうかもしれません。パパ活を疑ってスマホをチェックしているところを娘さんに見られ、大喧嘩になった末、家出されてしまい弊社にご相談いただいたというケースもあります。パパ活が発覚した後の問題解決など様々な面を視野に入れ、専門家と一緒に解決していくことをおすすめします。
ここ数年「高校生の娘がアルバイトの給料に見合わないブランド品をたくさん持っており、何をしているのか本当のことを知りたい」「離れて暮らす大学生の娘の金遣いが荒くなっているため調べて欲しい」といった、パパ活関連のご相談を多数いただいております。実際にあった事例をご紹介します。
※プライバシー保護のため、内容には一部脚色をいれてあります。
高校生の娘をもつ40代夫婦からご依頼をいただきました。
娘さんは高校2年生の夏休みから、都内チェーンの飲食店でアルバイトを始めたそうです。最初は週に多くても4日、21時過ぎには帰宅していました。それから半年が経つ頃、娘さんの帰りが日に日に遅くなっていったそうです。終電間際になる日もあり、学校に遅れそうになることもありました。娘さんに何があったのか聞いても、「バイトの締め作業が長引いて帰るのが遅くなった」と言われ、詳しいことは話したがらなかったようです。そんな日々が1~2ヶ月続き、母親が部屋の掃除をしていると、部屋の中に大量のブランド物の化粧品や封筒に入った現金を見つけました。娘さんに聞いてみても「友達が誕生日プレゼントにくれた」「封筒の中にアルバイト代のお金を貯めている」などと誤魔化されてしまったとのことで、不審に思ったご夫婦からご相談をいただきました。
娘さんが本当にパパ活をしているのか確信がないとのことだったため、アルバイトに出て行く娘さんの後を尾行し、素行調査を行いました。調査の結果、複数の男性と食事や買い物をしている実態がわかりました。相手の男性は30代〜50代と思われ、幅広い年代の男性とパパ活を行っていたようです。さらに調査を続けると、40代と思しき男性と腕を組んでラブホテルに入って行くところを捉えました。
こちらの娘さんは未成年であるため、青少年条例違反や児童買春罪などが疑われます。
親御さんに調査結果を伝えると、非常にショックを受けた様子でした。その後ですが、親御さんの意向として娘さんにも悪いところがあったため、警察に被害届は出さず、双方で誓約書を書いて本件は終了しました。
今回はパパ活について解説しました。娘さんの異変に気づいてからも、しばらく様子を見ようとする方がいらっしゃいますが、時間が経つほど大ごとに発展してしまう可能性が高くなります。大切なお子様を守るためにも、迅速に適切な対応を行うことが大切です。
場合によっては警察への相談や民事裁判といった法的措置が必要になることもあります。
トラブルなんでも解決屋ではパパ活に関する調査から発覚後の法的対応までワンストップで承っています。
娘さんの挙動に少しでもおかしいな…と感じることがあれば、まずはHPのメール相談もしくはLINE相談からお問合せください。
