浮気現場に突入する時の注意点
浮気現場に乗り込む目的を考える
浮気現場に乗り込む前に、「なぜ乗り込むのか?」ということをきちんと考えておきましょう。
突入する目的が「自分で証拠を集めたい」というものであれば、事前準備を入念に行った上で現場に乗り込みましょう。
他方、証拠を集めたいという目的ではなく、「パートナーや浮気相手を問い詰めたい」「相手に怒りをぶつけたい」という場合、トラブルになる可能性が高いため、一度冷静になって考え直してみることを推奨します。
冷静に浮気の証拠を掴む
証拠集めを目的として浮気現場に乗り込む場合、浮気の証拠をきちんと掴めるよう、事前準備が必要です。最低でもICレコーダーや録音機能付きのスマートフォンは用意しておきましょう。
現場に乗り込んだ後は、相手を非難したり攻撃するのではなく、まずは証拠をきちんと押さえてください。浮気現場を目撃しても、その証言だけで不倫を証明することは不可能です。きちんと証拠を掴む必要があります。性行為中やその前後、ラブホテルに出入りする際の写真・動画は、不貞行為を証明する際に有効な証拠となります。
違法行為を行わないように注意
パートナーの浮気現場を目撃すると、普段はいくら冷静な人でも気持ちが昂ってしまうものです。しかし、パートナーや浮気相手に暴力をふるってはいけません。暴行罪や傷害罪で訴えられてしまう可能性があります。
また、暴力だけではなく、相手を脅す発言もNGです。「浮気・不倫を会社にばらす」「家族を痛い目に遭わせる」「浮気現場の写真をばら撒く」などと言って相手を脅すと脅迫罪にあたります。
違法行為をしてしまうと、刑事罰が適用されて逮捕されてしまったり、浮気相手から慰謝料を請求される可能性があります。浮気された立場であるにもかかわらず、前科がついたり相手から慰謝料を請求されるのは納得できないはずです。
なお、もちろん浮気現場に乗り込んで実際に不倫していることが判明した場合、こちらから不倫の慰謝料を請求することはできますが、相手からも慰謝料を請求されるため、最終的に手に入る慰謝料が少なくなってしまいます。