2023.09.30
2023.09.30
家族トラブル
ご近所トラブル
近隣住民とトラブルになったら?よくあるトラブルと対処方法を解説

騒音、悪臭、ゴミ出し、ペット、境界問題…住宅が密集する日本の住宅環境では、近隣者とトラブルになることが少なくありません。普段から顔を合わせることの多い近隣者とのトラブルは、できるだけ避けたいもの。しかし不幸にしてトラブルが起きてしまったときは、問題が大きくなる前にできるだけ早めに対処することが重要です。当事者同士で解決できればよいですが、場合によっては行政や警察、専門家といった第三者に相談しましょう。
よくある近隣住民とのトラブル
暮らしていくうえで大きなストレスとなってしまう近隣住民とのトラブル。発生しやすいトラブルには、どのようなものがあるのでしょうか。
騒音や生活音のトラブル
戸建てか集合住宅かを問わず、近隣住民とのトラブルで最も多いのが、騒音や生活音などによる音のトラブルです。
具体的には子どもの声やペットの鳴き声、テレビの音や音楽、電化製品の動作音、扉の開閉音などが指摘されています。
毎日の生活の中で音を出さずに生活することは不可能であるため、騒音によるトラブルは継続的なストレスにつながりやすく、問題視されやすい傾向にあります。
ゴミ出しのトラブル
分別のルールやゴミを出す曜日・時間を守らなかったり、適切に出さずに放置することでカラスなどに荒らされたりと、ゴミ出しもトラブルの要因となります。
悪臭や害虫の発生によって住民の健康的な生活を脅かす事態になりうるので、注意が必要です。
駐車・駐輪のトラブル
車やバイク、自転車の停め方によって起こるトラブルです。
許可なく車を止める違法駐車によって通行の妨げになったり、それが原因で事故つながったケースもあります。また、車・バイク・自転車がいたずらされたり、盗難の被害にあうこともあります。
ゴミ屋敷のトラブル
近年では「ゴミ屋敷」と呼ばれる、ゴミが家の内外に山積みされた住居が問題視されることが増えました。
屋内が散らかっているだけならそれほど問題はないのですが、ゴミが室外にまであふれ出てしまっている場合は悪臭や害虫の発生源となったり、放火のターゲットになることもあります。
ペットのトラブル
犬の鳴き声や糞尿の処理などがトラブルになることがあります。
飼い主にとっては気にならないことでも、他の住民にとってはそうとは限らないことも多いので、注意が必要でしょう。
境界トラブル
戸建ての住宅では、木の枝が敷地にはみ出したり、家の庇が境界を越えてしまったりと、家と家との境界をめぐるトラブルが起こることがあります。
古くからその土地に住んでいる場合は境界があいまいなケースもあり、深刻な問題に発展することも多いでしょう。
近隣住民とトラブルになったときの対処法
近隣住民とのトラブルに巻き込まれたときは、まずは当事者同士での解決をはかることになるでしょう。
自分に非がある場合は改善する
トラブルの内容にもよりますが、まずは自らの生活スタイルに問題がなかったか考えてみましょう。こちらが「少しぐらい大丈夫」と思っていても、相手が多大なストレスを感じていることがありえます。
こちらが気をつけたり、譲歩することで解決できるのであれば、それに越したことはないでしょう。自分に非がある場合は素直に相手に謝罪し、生活スタイルを改善する姿勢も大切です。
リフォームする
例えば騒音トラブルであれば、壁に遮音材を貼ったり、インナーサッシを取りつけて二重窓にするなど、リフォームすることで問題を解決できます。
他にも、必要に応じてリフォームすることで、トラブルを回避できることもあるでしょう。
証拠を保存する
こちらが迷惑を被っている場合であれば、状況を撮影、録音することで証拠として保存することを心がけましょう。
例えば、
- ゴミ放置現場等の写真
- 騒音測定や臭気測定の結果
- クレーム対応の音声録音
- 警察に相談したときの内容記録のコピー
などです。また、健康被害が出ている場合は、医師が作成した診断書も証拠として活用できます。
これらの証拠があることで話し合いがスムーズになりますし、当事者同士で解決できず、第三者に相談する際にも役立ちます。
当事者同士で解決できない場合は、第三者に相談しましょう。
行政に相談する
生活をする上でのトラブルは、市役所や区役所、町役場などに相談することができます。
相談する部署は「生活課」「市民相談課」など、相談先によって異なります。お近くの窓口で確認してください。
無料で相談に乗ってもらえますが、トラブルの内容や程度によってはなかなか解決できず、時間がかかってしまうことがあります。
身の危険があるときは警察に相談しましょう
状況が悪化するなどして、身の危険を感じるような場合は、警察の安全相談課に相談してください。どこに相談すればよいかわからない場合は警察相談専用電話(#9110)に電話するとよいでしょう。
専門家に相談する
解決が難しい場合は、問題解決の専門家に相談することがベストです。適切な対応によって素早い解決につながり、トラブルが悪化するのを未然に防ぐことができます。
最終的に裁判に訴えることになった場合にも、心強い味方になってくれるでしょう。
最後に
近隣住民とのトラブルは、普段顔を合わせることの多い相手だからと我慢して、相談することを躊躇してしまうことも多いでしょう。しかし、なにも対処せずにしていると問題がエスカレートしてしまう傾向があります。できれば早めに専門家に相談して、早期解決への対策をとることをおすすめします。
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