2024.09.06
2024.09.09
家族トラブル
お子様に関するトラブル
子供の婚約者に前科があるか調べるには?もし前科持ちの場合結婚は反対すべき?
こんにちは、
トラブルなんでも解決屋 家族トラブル部署責任者の元木です。
自分の息子や娘が連れてきた婚約者が
前科持ちだった場合、
親としてどのような行動を取るべきでしょうか?
前科を調べる方法は?
子供の婚約者が前科持ちだったとき、
子供や家族に及ぶ影響として考えられるものは?
今回は、子供の婚約者の過去のトラブルについて
詳しくお話していきます。
元木
もし子供の婚約者に前科があったら、親として子供のためにできることは何かあるのでしょうか?
1.子供の婚約者に前科があったら
子供がともに将来を考える婚約者を連れてくるのは
とても喜ばしいことですよね。
ですが、後ろ暗い過去や、
借金や浮気などの悪癖があることがわかったとき、
子供のことを考えて
結婚を反対せざるをえない場合もあるのではないでしょうか。
前科はそのうちのひとつです。
そもそも、前科とは、どのようなものなのでしょうか?
1-1.前科とは
前科とは、なんらかの容疑をかけられ
警察に逮捕され、刑事裁判で有罪になった
履歴のことをいいます。
懲役刑や禁錮刑のみでなく、
罰金刑などの比較的軽い罰を受ける罪も
前科がつく対象になります。
ちなみに、刑事裁判で無罪になったとしても
なんらかの事件の被疑者となって
捜査を受けた履歴を前歴と言います。
1-2.前科は消える?
過去についてしまった前科は消えることはありません。
ただし、基本的には下記の場合以外
前科があることを知られることはありません。
- 自分から前科があることを話す
- 就活時、履歴書の賞罰欄の記載を求められる
- 就活時、面接にて賞罰について聞かれる
- 事件のことを知る知人や友人が口外する
- ネット記事や雑誌・新聞などに事件が報道される
もし、就活の際に賞罰について聞かれ、
前科があることを隠して就職した場合
経歴詐称として減給・出勤停止・最悪の場合懲戒解雇などの
罰則が与えられることがあるため
正直に答える必要があります。
2.子供の婚約者の前科による影響
もし、子供の婚約者が前科持ちだった場合
結婚する子供、その親族、
いずれ生まれてくる孫に及ぶ影響として
考えられるものはどのようなものでしょうか?
2-1.金銭面で苦労する可能性がある
前科があることで就職が難しくなったり、
就労するのが困難な職業があったり、
また、就労期間中に事件を起こしたことで
仕事を辞めざるを得なくなることがあるため、
その家族に金銭面で負担がかかることがあります。
場合によっては賠償金や慰謝料などの
支払いでさらに困窮する可能性もあります。
2-2.近所で噂になり生活しづらくなる
前項で前科があることを周囲に知られるケースを
お話しましたが、人の口に戸は立てられません。
何らかのはずみで前科があることを近所の人に知られ、
噂話がどんどん広まってしまうことがあります。
悪質な場合、名誉棄損として訴えることもできますが
近所の噂話などは証拠がとりづらく
噂の発信源を特定することも
噂を終結させることも難しいため
泣き寝入りしたり引っ越したりすることが多いようです。
2-3.将来孫がいじめられる可能性がある
いずれ孫ができたとき、
犯罪者の子供としていじめを受ける可能性があります。
親などから「あの子の親は犯罪者だ」と
言われると、子どもは素直で残酷なので
善悪の判断がつかずにいじめをすることがあります。
その被害を受ける可能性は十分に考えられます。
2-4.再犯の可能性がある
盗難、暴力、性犯罪などは再犯率が高いです。
一時は更生したように見えても
結婚できた安心感やストレスなどから
同様の犯罪に走ることもあります。
暴力の矛先が自分の子供に向くこともあります。
3.前科を調べるには
自分の子供には当然幸せになってもらいたい、
それが親心だと思います。
もし、子供が連れてきた婚約者に
なんとなく違和感を感じ
前科や浮気・借金・ギャンブル癖などの悪癖を
調べたいと考えたとき、
本人が直接申告してくる可能性はかなり低いです。
そのため、下記のような方法で調べることになります。
3-1.探偵・興信所に調査を依頼する
一番一般的なのが、探偵や興信所などの
調査会社に婚約者の素性調査を依頼する方法です。
調査期間・調査方法・調査員の人数などによって
調査費用が大きく上下することがありますが、
調査によって得られる情報の精度はかなり高いです。
3-2.新聞・雑誌などを調べる
新聞や雑誌などのバックナンバーを閲覧し
該当の事件を自身で調査することも可能です。
バックナンバーは図書館などで閲覧でき、
比較的簡単で費用もかかりませんが、
膨大な情報量の中から探すことになるため
時間がかなりかかる上結果が伴わない可能性があります。
3-3.検索エンジンで調べる
Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンで
婚約者のフルネームを検索することで、
もし過去に事件などを起こしていたら
記事が書かれていることがあります。
どんな事件を起こしどんな罰を受けたか
判明するケースがあります。
3-4.聞き取り調査をする
婚約者を知る人物などに聞き取り調査をすることで
婚約者の人となりを知ることができます。
近しい人物に話を聞くことで、
前科や悪癖はもちろん、
婚約者の性格や人間関係などの情報を得られることがあります。
調査方法の選び方
探偵や興信所などで調査を依頼するのが
なぜ一般的なのかというと、
写真や動画、録音などの物的証拠を
抑えられる可能性が一番高く、
説得力があるからです。
他の調査方法は自分たちでおこなえるうえ
費用もそこまでかかりませんが、
時間をかけたにも関わらず
なんの成果も得られないこともあります。
婚約破棄をすることになったときに
有利に話をすすめるためにも
調査書や証拠を確保できるプロの調査会社に
調査を依頼するケースが多いのです。
4.婚約者に前科があったときのNG行動
上記のいずれかの調査をおこない
子供の婚約者に前科があることがわかったとき、
とってはいけない行動とは?
4-1.親の独断で結婚を反対する
当然親は自分の子供に苦労させたくないですし、
結婚を反対する気持ちもよくわかります。
ですが、今の婚約者と時間を多く過ごし
よく知っているのは親ではなく子供です。
子供が、婚約者に前科があったとしても
結婚したいというのを強引に引き離すと、
大きな遺恨を残す可能性があります。
じっくり話し合いをしたうえで
それでも結婚を望む場合、
結婚に賛成せざるを得ないこともあります。
4-2.子供と婚約者二人で婚約破棄の話をする
もし子供が、婚約者の前科を知ったことで
婚約破棄を望む場合、
子供と婚約者が自宅などの人目がないところで
二人きりで婚約者の前科による婚約破棄の話を
するのは避けた方がよいでしょう。
逆上した婚約者に暴力を振るわれる可能性も否定できませんし、
二人きりだとしてもファミレスなどの
人目があるところで話をするべきです。
可能であれば共通の知人や友人を挟み、
話が進展しない場合は弁護士などを伴い
話し合いに臨むことも選択肢に入れましょう。
もし婚約破棄に納得してもらえなかったら
婚約者が婚約破棄に納得してくれず
話し合いが難航してしまったとき、
当人同士の話し合いや親の介入での解決が
難しい場合があります。
弁護士に相談して問題解決の助けになってもらったり、
付きまといなどにエスカレートした場合は
警察に相談することも視野に入れなければいけません。
5.まとめ
結婚は家族同士の結びつきとはいえ
結婚するのはあくまでも子供であり
親がかたくなに結婚を反対したところで
思い通りになるとは限りません。
ですが、子供の婚約者に前科があったら、
結婚後に子供や親族などに
何かしらの影響を受ける可能性は少なからずあります。
結婚は一生のものですし、
冷静に話し合いを進めることで
双方納得のいく解決方法を探っていきましょう。
トラブルなんでも解決屋では、
子供のトラブルに関するご相談を
専門のカウンセラーが承っております。
豊富な経験と実績に基づき、
あなたのお悩みをお伺いし、
最適な解決策をご提案いたします。
お悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
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