子供がいじめられていたら?証拠がないと何もできないって本当?

2024.08.16

2024.09.09

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子供がいじめられていたら?証拠がないと何もできないって本当?

1.子供がいじめを受けていたら

子供から、学校でいじめを受けていることを
打ち明けられたとき、
あなたは親として何をするべきでしょうか?

子供のいじめ問題は解決が難しいと言われています。

モンスターペアレンツという言葉も
広く知られるようになり、
証拠もなくいじめ被害を訴えても
なあなあで対応されてしまうことも少なくありません。

今回は、

子供がいじめを受けたとき
どう行動するべきか?

学校やいじめ加害者の親に訴える際に
必要な準備は何か?

子供のいじめ問題について詳しくお話していきます。

元木

いじめの証拠がとれない場合、いじめ問題の解決はできないのでしょうか?

1.子供がいじめを受けていたら

もし、自分の子供がいじめを
受けていることが発覚したら、
誰にどのようないじめを受けているのか確認し、
学校やいじめ加害者、その親に訴えて
いじめをやめさせるように動くという方が
多いのではないでしょうか?

親は、どういうきっかけで
子供がいじめを受けていることに
気づくのでしょうか。

1-1.子供から相談を受ける

子供から直接親にいじめ被害を
相談されていじめが発覚するケースが
一番多いです。

原因がわかれば当人同士の話し合いで
解決することをアドバイスできますが、
特に原因がなく、またいじめの程度が
ひどいものであれば子供同士での
解決がすでに難しくなっていることがあります。

1-2.子供の様子が違うことで親が気づく

子供の性格が暗くなってしまったり、
身に覚えのない怪我が増えたり、
持ち物がよくなくなったり
壊れたりすることが増えて
いじめを受けていることに気づくケースもあります。

持ち物に落書きされているのを
見つけたことでいじめに気づいた
親御さんも過去にいらっしゃいましたが、
親の立場でもショックを受けたとおっしゃっていたので、
子供が受けた傷はそれ以上だったのではないでしょうか。

2.いじめに気づいたら

子供のいじめに気づいたら、
親としてどんな行動をとるべきでしょうか?

2-1.いじめの証拠

いじめの証拠は必ずしも必要というわけではありません。

ですが、いじめ加害者といじめ被害者である
自分の子供で当人同士での解決を促し
それが難しかった場合、
学校やいじめ加害者の両親、
最悪の場合教育委員会にいじめ被害を訴えるときに
いじめの物的証拠があったほうが
説得力があります。

いじめの証拠として確保しておくべきものは
下記のものがあります。

①いじめの証言

いじめを受けている自分の子供、
クラスメイトや状況を見ていた生徒、
親などの証言を収集し録音・メモすることで
いじめの証拠となることがあります。

②壊された物や落書きされた物の現品・写真

物を壊されたり落書きされたものを
捨ててしまってはいけません。

被害があった物のリストを作成することで
問題が大きくなった際の賠償などの話し合いになったときに
役立つことがあります。

③怪我をした患部の写真・診断書

いじめを受けたことでもし怪我をした場合、
患部の写真や病院を受診した診断書などを
取っておきましょう。

もはやいじめではなく、
暴力の決定的な証拠です。

④いじめの現場の録音や動画

こちらはかなり掴むのが難しいですが、
いじめ現場の暴言の録音の証拠、
暴力の動画の証拠などを撮影できれば
もはや言い逃れは不可能です。

3.いじめ解決のためには?

いじめを解決するには、
いくつかの段階があると考えます。

いじめの程度や解決の難易度により、
取るべき行動も変わってきます。

3-1.子供同士の話し合い

いじめ被害者である自分の子供と
いじめ加害者の子供と
当人同士の話し合いで解決することがあります。

問題が根深くない場合は
当人同士の話し合いで解決できる可能性が高いです。

3-2.親や担任教師を挟んだ話し合い

いじめ加害者の親に直接抗議したり、
担任の教師に仲介を依頼して話し合いを
することでいじめをやめさせるように
はたらきかけます。

いじめ加害者の親や担任教師の対応によっては、
問題が悪化してしまうこともあります。

3-3.学校に訴える

自分のクラスで問題があることを
知られたくないという担任教師も少なくなく、
いじめ問題を隠蔽し問題解決が
できないことがありますが、
その場合は学年主任や校長など
さらに上の立場の先生に訴えます。

学校のなかで大きな問題として
取り上げてもらえば、
解決に尽力してもらえる可能性が高いです。

3-4.教育委員会に訴える

校長などに訴えても解決ができなかった場合、
教育委員会などに訴えることで
いじめ問題はもちろん
学校の体質の改善も求めることができる可能性があります。

弁護士に依頼することで
なあなあにしてはならない問題として
ちゃんとした対応を取ってもらえます。

4.やってはいけないこと

子供のいじめ問題を解決するために
親としていじめをやめさせることに
必死になるのは当たり前のことです。

ですが、いじめ加害者の子供や親に
報復行為をしたり、
過剰に言いふらしたりすることは
絶対にしてはいけません。

特に、状況を完全に把握しきっていないのに
そういった行為をしてしまうと、
こちら側が加害者になってしまうことがあります。

考えたくはないですが、自分の子供が
嘘をついている可能性も否定できないのです。

いじめの証拠を掴むべき理由はそこにあります。

5.まとめ

子供は残酷で、幼さゆえに善悪の判断がつかず、
軽い気持ちでいじめをしてしまう
ということがよくあります。

いじめがエスカレートすると、
学校に行けなくなってしまったり
精神的に問題が出て長きにわたり苦しんだり
自死を選んでしまういじめ被害児童も多くいます。

トラブルなんでも解決屋では、
子供のいじめ問題に関するご相談を
専門のカウンセラーが承っております。
豊富な経験と実績に基づき、
あなたのお悩みをお伺いし、
最適な解決策をご提案いたします。

ぜひ一度お気軽にご相談ください。