融資保証金詐欺とは?もし詐欺の被害に遭ってしまったら…

2025.01.07

2025.01.07

法人トラブル

社内調査

融資保証金詐欺とは?もし詐欺の被害に遭ってしまったら…

1.融資保証金詐欺とは

こんにちは、
トラブルなんでも解決屋 法人トラブル部署責任者の東海林です。

現代の日本には、
あらゆる手口の詐欺がはびこっています。

オレオレ詐欺や結婚詐欺など、
耳なじみのある比較的昔からあり
認知度の高い詐欺もありますが、
SNSの普及や個人の資産形成の促進により
それにちなんだ詐欺被害も発生するようになりました。

今回は、「融資保証金詐欺」にスポットを当て、
融資保証金がどのような詐欺で、
どんな人が狙われているのか、詳しくお話していきます。

東海林

 

1.融資保証金詐欺とは

融資保証金詐欺という言葉は、
普通に生活しているうえで
耳に入ることがあまりないかもしれません。

まず、融資保証金詐欺がどのような詐欺なのか
解説します。

1-1.融資を受けるための保証金といいお金をだまし取る

融資保証金詐欺とは、
融資をするといった内容の文書を
郵送、ファックスなどで送付し、
融資希望で連絡をしてきた人に対し、
「前もって保証金を預かる必要がある」と言い
現金を振り込ませる手口の詐欺です。

他の銀行や融資会社などに比べ
金利が低く、多額の融資が受けられる
好条件を提示されて
騙されてしまう被害者が多いです。

保証金は後から返金されると話し、
振込をさせたのち
連絡が途絶えてしまうというケースが多発しています。

融資保証金詐欺の事例

自宅に届いたダイレクトメールを見て
融資を受けるべく申し込みをしたところ、
後日審査を通過したとの連絡がきた。

融資を受けるために登録が必要であり、
登録手数料がかかり、一時保険金も
支払う必要があると言われ
指定の口座に振り込んだところ
連絡が取れなくなってしまい
詐欺の被害に遭ったことに気づいた。

2.融資保証金詐欺の被害者

融資保証金詐欺の被害に遭ってしまうのは
どのような人が多いのでしょうか。

2-1.お金に困窮している個人

お金に困っている個人が
詐欺の被害に遭うケースもあります。

保証金を払うことで
まとまったお金を借りることができるという
うまみだけを見て引っかかってしまうようです。

2-2.小売店などの経営者

小売店などの経営がうまくいかず、
運転資金の融資をほかの銀行などから
借りることができず困っていた経営者の方が
融資保証金詐欺の被害に遭うケースもあります。

最悪の場合、被害に遭ったことで
店をたたむという決断を迫られることもあるようです。

 

3.もし被害に遭ってしまったら

もし、融資保証金詐欺の被害に遭ってしまったら
どのように対処すればよいのでしょうか?

3-1.警察に被害を相談する

融資保証金詐欺は、
もちろん刑事事件となります。

被害に遭ってしまったら、
なるべく早く警察に相談しましょう。

相手方の会社名、電話番号や振込先の口座、
担当者の名前など、
情報を提供することで捜査が進むこともあります。

3-2.弁護士に相談する

もし、自らの口で警察に事情を話すのが
困難な場合、刑事事件を得意とする
弁護士に相談することも可能です。

弁護士を伴って警察に相談に行くこともできます。

弁護士ならだれでもいいわけではなく、
離婚問題を得意とする弁護士、
相続関係を得意とする弁護士などがおり、
なるべく詐欺被害の案件や刑事事件を
取り扱った経験が多い弁護士に
相談することをおすすめします。

3-3.お金を取り返す手続き

融資保証金詐欺に限らず、
詐欺の被害に遭った際に
詐欺師にお金を振り込んでしまったら
お金を返してもらうことは極めて困難です。

ただし、そういった詐欺の救済法に基づき
被害回復分配金を受け取ることができる可能性があります。

振込先の金融機関に問い合わせをおこない
手続きを取りましょう。

この被害回復分配金の救済制度は、
詐欺の被害金が振り込みで送金された場合に限り、
レターパックなどで現金を
送ってしまった場合などには適用されません。

 

4.被害に遭わないために気をつけるべき点

融資保証金詐欺は、
事前にいくつかのポイントを押さえておくことで
被害から回避できる詐欺です。

4-1.保証金の事前の支払いはない

実際の融資会社などでは、
まず保証金や登録料など、
先に融資を受ける者が現金を送金することは
絶対にありません。

事前に送金を促す業者は詐欺です。

4-2.電話番号などが一致しているか調べる

融資保証金詐欺は、
実在する銀行や融資会社などを騙って
ダイレクトメールなどを送ってくることもあります。

それが本当にその会社から送られてきたものなのか、
ダイレクトメールに記載されている会社の情報が
実在する会社の情報、おもに電話番号や取引先の銀行など
一致しているかを確認しましょう。

4-3.登録していない会社からのDMは信用しない

そもそも、自分が登録した覚えのない
融資会社からのダイレクトメールは
詐欺である可能性が高いです。

不審に感じたら、警察や消費者センターなどに
相談しアドバイスを促しましょう。

5.まとめ

いかがだったでしょうか。

もしかしたら、
これまで融資保証金詐欺とおぼしき
ダイレクトメールがポストに投函されていたかも…
と思い当たった人もいるのではないでしょうか。

詐欺は、事前に知識があった人でも
被害に遭ってしまうことがあります。

まさか自分が引っかかることはないだろう、
と思わず、怪しいと思ったら
警察などに相談し被害を未然に防ぎましょう。

トラブルなんでも解決屋では、
詐欺被害に関するご相談を
専門のカウンセラーが承っております。
豊富な経験と実績に基づき、
あなたのお悩みをお伺いし、
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