ツイッター

Twitterとは
2006年7月にオブビアス社(現:Twitter社)によって開始されたWebサービスです。
最大280文字(日本語・中国語・韓国語は140文字)の「Tweet」「つぶやき」と呼ばれる文章を投稿可能。文章に画像や動画をつけて投稿することもできます。
2019年の時点でのユーザー数は3億3000万人以上。
日本ではその手軽さから10代~30代を中心に性別問わず利用者が非常に多い(2019年の国内アクティブユーザー数は4500万人とされています)。
メールアドレスひとつあればTwitterのアカウントが作れるため、一人で複数のアカウントを持つことが簡単になっています。
そのためTwitter利用中のトラブルも起きやすく、トラブルの種類も多岐にわたります。
中でも「炎上」と呼ばれるものはTwitterの特徴的なトラブルであり、一人での対処は困難です。
リツイートという自分の見た「つぶやき」をフォロワーに広める機能を使い、「つぶやき」を瞬時に拡散します。
この拡散力とスピードがTwitterの大きな特徴です。
たとえデマであっても簡単に多くの利用者に広まってしまうのです。
気軽に使えるツールである反面、軽い気持ちで投稿した内容が「炎上」することも非常に多いケースです。
Twitterで
起きやすい
トラブルの傾向
- ネットストーカー
- 誹謗中傷(匿名も含む)
- 個人情報の悪用
- いじめ(個人、集団)
- 画像などの悪用
- 成り済まし
- 詐欺、金銭トラブル
- ビジネス勧誘
- 美人局
CASE STUDY
解決事例
1
ご相談内容
Twitterのアカウントに何度も同じ相手から「リプライ」や「ダイレクトメッセージ(DM)」が送られてくる。
無視をしていても内容はエスカレートし、交際を迫る内容や性的な言葉を送りつけられるようになった。
犯人を特定して、やめさせてほしい。

名前 | 坂本 春子 様(仮名) |
---|---|
年齢 | 22歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 大学生 |
婚姻の有無 | 独身 |
調査概要
毎日のようにリプライやDMを送ってくるようになりました。
坂本様(以下依頼人)は主に友人間でやりとりするためにTwitterを始め、仲間内で楽しくやりとりをしていました。その日食べた物や飼っているペットの写真などもツイートし、特段悪目立ちするような投稿はなく、ごく一般的な内容ばかりだったといえます。
ペットの写真に「かわいいですね^^」とリプライ(返信)がついたので、知らない相手でしたが嬉しくなって丁寧に返事をしました。
すると、Nと名乗るアカウント(以下対象者)は依頼人様のアカウントをフォローし、毎日のようにリプライやDMを送ってくるようになりました。
内容自体は日常会話でしたが、頻度の多さに依頼人様は怖くなったといいます。
友人に相談した依頼人様。相手に困っていることを伝えた方がいいと言われたので「もうやめてください」と送り、対象者のアカウントをブロックしました。
ブロックした直後、知らないアカウントにフォローされていることに気づきました。
そのアカウントは対象者の別のアカウントでした。
対象者のアカウントから、今度は交際を迫る内容や性的に卑猥な言葉などを送りつけられました。
依頼人様は長く使ってきた自分のアカウントを削除し、新しいアカウントを作りました。
しかしそのアカウントも一週間後には対象者に特定され、しつこくつきまとわれています。
ご依頼内容は対象者の特定及びストーカー行為の停止。
早速、事前に頂いた情報の中から解析調査に着手しました。
この手の嫌がらせは、「捨てアカ」と呼ばれる本人特定が難しいアカウントを使用しているケースが多いです。
しかし必ずと言っていいほど、このような行動に転じた理由があるはずです。
突破口は過去にフォローしていた人物、若しくは現在Twitterだけでなくご依頼人様をフォローしている人物。
どこかに潜んでいる可能性があると睨み調査を進行した。
機密調査内容を含むため、詳しい調査内容の記載は控えさせていただきますが、対象者として濃厚な人物を数名まで絞り込むことに成功しました。
そこから3週間ほどの解析調査を経て、最終的にネットストーキングをしていた対象者を特定。
対象者は依頼人様が数年前からよく知る知人男性であった事が発覚しました。
その後、依頼人様と協議の上対象者に対して適切なアプローチをする運びとなりました。
まずは対象者に対して弊社からヒアリングを行いました。
不法行為が認められれば、場合によっては弊社から法律事務所にレポートを提出し法的措置を行うこともありますが、今回は依頼人様の意向により注意のみで留める事になりました。
その後は、そのような嫌がらせがしっかりと止まった事を確認し本案件を終了としました。
SNSトラブル探偵事務所
Twitterトラブル担当
佐藤
2
ご相談内容
Twitterを使って医療情報の発信をしていたところ、正確な知識に基づいているにも関わらず「信憑性がない」「嘘つきだ」などとリプライがつくようになった。
次第にエスカレートし、自分を攻撃する専用のアカウントがいくつも作られ、「長井は医療ミスをする医者だ」「未成年の頃に飲酒をしていた」などのデマをツイートされるようになった。
所属しているクリニックの評判まで落ち込んできて、困っている。

名前 | 長井 匠 様(仮名) |
---|---|
年齢 | 32歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 医師 |
婚姻の有無 | 既婚 |
調査概要
都内で医師をしている長井様(以下依頼人)は主に医療関係の情報収集・発信をするため
にTwitterを利用していらっしゃいました。
ツイートする内容はすべて現代医学に基づいたもので、根拠となる論文なども常に一緒に提示していました。
逆に根拠のない民間療法について疑問を投げ掛けることもあったといいます。
Twitterを利用し始めて一年ほど経った頃、いくつかのツイートに否定的かつ攻撃的なリプライが送られてきました。 最初は個別に対応していましたが、日に日にリプライの量が増え、対応が追い付かず無視をすることに決めました。
すると「都合の悪いことは無視をするんですね」「本当だから何も言えないのだ」などのリプライが大量につくようになりました。
ツイート内容だけではなく、依頼人様本人を直接攻撃する内容をツイートするためだけの匿名性の高いアカウント(いわゆる捨てアカ)が出始めました。 人格否定や過去や現在の行動を悪意を持って捏造したツイートをし、医師としての評判を落とそうとするものでした。
依頼者様が働くクリニックにも根拠のない悪評が立ち、仕事にも支障が出始めていました。
ご依頼内容は匿名性の高いアカウントの利用者の特定及び誹謗中傷行為の停止。
SNSトラブル探偵事務所は、事前に頂いた情報の中から解析調査に着手しました。
依頼人様を攻撃するアカウント数は多く、どれも匿名であったため、対象者の特定は困難かと思われました。
しかしリプライ内容や口調がほとんど同じだったため、犯人は複数ではなく一人の人間である可能性が高まりました。
ここからはSNSトラブル探偵事務所に所属する専門家の知識と経験を使い、対象者の特定に乗り出しました。
調査詳細は伏せますが、約二ヶ月の期間調査を継続したことによって、対象者の特定に成功。
意外なことに、対象者は依頼人様とは全く面識のない九州に住む男性でした。
SNSトラブル探偵事務所によるヒアリングの結果、
たまたま目に付いた依頼人様を暇つぶしのように攻撃していたとのこと。
これらの事情を依頼人様に伝えると、実害が出ていることや精神的苦痛を味わったことから到底許せないと判断されました。法的措置を取ることを依頼人様が決意されたのを確認し、本件を終了。
SNSトラブル探偵事務所
Twitterトラブル担当
仲田